まだ青森県八戸市の病院に通っていたころ
新幹線で行けば4時間で着くところ
わざわざ2日前に出た
上野駅発のあけぼのに乗るために
青森到着翌朝 9時58分
青森駅から八戸駅まで 青い森鉄道(旧東北本線)で2時間近くかかるので 病院の受付締切午前11には 当然間に合わない
なので 2日前にでる
いつしか車販はなくなり 途中停車駅でも秋田の5分程度
食料を事前に買い込まなければ 飢える列車に成り下がった
首都圏を遅くに出 朝方には東北にいるからだ
それでも時より流れる光を 窓から眺めて いるのが好きだった
私の夜行列車の魅力なのかもしれない
その寝台列車の魅力に勝てなかった
その寝台列車の魅力に勝てなかった
やはり北陸への旅路も 北陸や能登だった
夜の上野駅13番線ホームに向かう
通称 ラッパ屋 と呼ばれる係員が青い車体
ブルートレインと呼んだオハネフ25の貫通扉を開け放ち
手にはライトと機関士に連絡をとる無線機を持って 線路の進行方向を見張っている
上野口より出発する牽引形式の列車には この ラッパ屋 がかかせない
東北本線上野駅より北に位置する
尾久(おく)駅「地元民は おぐ と濁って発音する」
にある尾久車両基地や東大宮基地より上野駅にバックで入線する
上野駅の地平ホーム(13番線~20番線)
現在は17番線までかな?16?
失念
車止めがある 終端ホームです
東海道本線東京駅9番線10番線ホームのように 機関車を後ろから前へ回す
《機回し線》
がないのだ
(東海道口のブルトレは 今新駅ができる品川の基地から
機関車が先頭で客車を牽き
回送で送りこまれる
機関車が先頭で客車を牽き
回送で送りこまれる
よって機関車の前に掲げている ヘッドマークは客車側にあり見えない)
雪による遅延 秋田駅にて抑止中
本来は朝6時ころだがこの日は高崎からダイヤがめちゃくちゃだった
鴻巣付近で豪雨雷雨で抑止 水上で抑止 宮内で抑止
青森に着いたのは12時前だった JR側も2時間以上の遅延で特急券の払い戻しが発生するので必死???W
話を元に戻そう
この ラッパ屋 は優等列車に限らず 牽引形式の列車には必ずいた
最近は鉄道=電車(主観だが) 汽車と呼ぶ方がいるのは
蒸気機関車だけの話でなく このけん引形式ゆえ 電気機関車や気動車
所謂ディーゼルが牽いていたことにもある
今でこそカシオペアが廃止され 上野発の牽引形式列車がなくなったが
私が小学生中学生の頃は 地平ホームには必ず優等列車が日中は485系をはじめとする 特急列車が整列していた
Lひばり Lとき Lあさま Lひたち Lはつかり Lつばさ Lやまばと Lやまびこ など
L特急
数自慢 きっかり同時刻発車 自由席
だったような記憶
数自慢 きっかり同時刻発車 自由席
だったような記憶
青森 秋田 盛岡 山形 仙台 果たしなく遠い地名に
いつか乗って行ってみたいと幼少期に夢見ていました
私の夢を乗せる 特急列車がずらりと肩を並べて発車を待っていました
待っていたのは列車だけでなく 乗客もホームに新聞紙を敷き ビールにワンカップ
出稼ぎに来ていた人たちであろう 方たちがワイワイやってたっけ
私は東北地方の方言に温かみを感じて
ズーズ~弁を耳にすると 心地よくなります
東北各地から上野地平ホームに滑り込んでくる特急列車
ホームには まだ停車しきっていない列車にも関わらず
うえの~~~うえの~~ぉうえの~~ぉぉ
終点上野です
到着の列車は○○○
折り返し○○時発~~○○○号
と 沢田さんの声が流れる
自動放送の前は駅員さんがアナウンスしてましたね
入線スピードが遅く かつ 列車長もあったので
いささかフライング気味にアナウンスが流れるのも
上野駅の特徴だった
YouTubeを探したら こんな映像がアップされていました
https://youtu.be/heaWSgcCyxg
ラッパ屋 ホームに新聞紙で汽車を待つ あの光景が
見事に収められた映像はこちら
上野駅の地平ホームは薄暗くいつも酒臭くて 汚かった
13番線にあった立ち食いそば屋 今は洗面所とコインロッカーになっている
四季島ができ 昔の荷物ホームが専用になる?なった?
らしいが13番線の向かいにある 低く短いホームがある
荷物ホームだった
上野駅の地平ホームから山手 京浜東北線につながる通路に
やけに天井のどえらい低い通路が今も残っている
かつて荷物の通路だったところ
今度行ってみた際には 気にかけて見てもらえばすぐにわかるかと
そんな上野駅の夜行列車は東海道の花形ブルトレと違い
遅い時間に賑わいを見せる
対 青函連絡船接続の任務を担っていた
最盛期には あけぼの3往復 はくつる2往復 ゆうづる5往復 もあった
ゆうづるに関しては19時53分発583系電車 3号
なんと5分後の58分発24系客車 5号がありました
通勤ラッシュ時のようなダイヤ
でも青森に着くのは1時間程ずれてたっけ
客車は 足 遅いから
その他に東北各地を結んでいた
北星 みちのく 津軽 八甲田 天の川 鳥海(のちにあけぼのに統合されるんだが) 出羽なんてのもあったね
日本海側には
北陸 越前 能登
鴻巣付近
ヒガハス
宮原付近
上野駅
フィルム写真をpcに出したので北陸は画像が荒いけど
パッと思い返すだけで これだけの客車列車があった
パッと思い返すだけで これだけの客車列車があった
北斗星は書いてなかったけど アルバム開いたら記録してあったW
優等列車だけではなく今では考えられない
普通 上野発 一ノ関行
なんて長距離鈍行もありました
優等列車だけではなく今では考えられない
普通 上野発 一ノ関行
なんて長距離鈍行もありました
昔 機関士に
なぜ首都圏駅の出発時は あんなに速度が乗るのが遅いのか?
と聞いたことがあった
ゆっくり出るほうが 旅情 があるでしょ?
という答えだった
途中で飛ばせば回復するし そもそも ダイヤ自体きつくないから
と話してくれました
懐かしい
どうでもよい回想でした
続くかもしれません